■2017.11.1号 No333
今からできる3つのこと
@日常点検。Aウォーミングアップ。B正しい運転姿勢
 東京地連は、茨城県ひたちなか市にある安全運転中央研修所で実施している「特定業務運転者過程2日間研修」に3年連続で取り組み、今年も8月2〜3日に14組合21人が参加しました。
 ここでは、職業ドライバーとして安心・安全を提供するために安全運転を貫く自覚が重要という観点から、公道では体験できない運転上の安全の限界を体験しながら、安全運転の基礎と応用について学びます。
 研修は実技を中心に日常点検からはじまり、ブレーキング、スキッド走行、エコドライブ、危険予測など。理論では、交通危険学で危険発生パターンを気づかせ、危険の抽出、危険予知能力の向上を図ることや、運転適性検査(CRT)で反応速度や注意配分等の能力を検出し、自己の運転傾向を認識させます。
 実際に研修を受けた参加者の声を紹介します。
 「タイヤの空気圧が低いだけで車のコントロールができないことがわかりました。若干のたわみでこんなに違うなんて、日常点検の重要性を知りました」「1つは、運転開始30分以内に発生することが多いといわれる交通事故に対し、『運転前のウォーミングアップ』は体のさまざまな腱や筋を伸ばし収縮させることで筋肉に刺激を与え血行をよくし、体を目覚めさせるだけではなく、脳を活性化させる効力もあり運転に適した状態にしてくれます。体調をチェックすることもできます。
 次に、『正しい運転姿勢』です。悪い運転姿勢では前方の情報が取りにくく、正確なハンドル操作などができないため車が不安定になったり、危険回避ができなくなることを学びました」「ABSを作動させるためには座席の位置や運転姿勢を調整してブレーキペダルを潰すくらいに踏まないといけない。このようなことは教科書では習得することは難しいと痛感しました」などが寄せられています。
 実際に体験しないと体得できないことも多いですが、ここで紹介した@日常点検の重要性。A運転前のウォーミングアップ。B正しい運転姿勢―については、今から実行できることです。安心・安全を担保するため心がけましょう。
【東京地連・道交法対策委員会】