2021.5.15号 No395 Y差路交差点の危険――二輪車・自転車の横切り――
■2021.5.15号 No395
Y差路交差点の危険
二輪車・自転車の横切り
2021年春闘で、各ブロックが改善してほしい交差点について報告されていますが、多くは、信号の設置や信号の秒数の変更が報告されています。また、その他の特徴として、進行方向が2方向へのY差路における、自転車の走行について多く出されており、今号で3例紹介します。
一つ目は、春日通りを茗荷谷から池袋方面へむかい大塚5丁目交差点があります。Y差路になり左が池袋方面。右が大塚駅方面で道なりの池袋方面を進行すると、第1車線(左側)を走行する自転車が青信号を猛スピードで右側車線の大塚駅方面に車両を横切り接触しそうになるヒヤリハットの経験が寄せられています。二輪車と自転車の2段階右折、または、信号の変更を求めてほしいとの意見です。
二つ目は、青梅街道中野坂上から新宿方面にむかい、淀橋交差点先のY差路で青信号を猛スピードで、二輪車や自転車が第1車線から新宿方面の青梅街道に進入し、飯田橋方向へ進行する車両を横切り接触しそうになるヒヤリハットの経験が寄せられています。この場所は、中野坂上から坂道の下りとなり自転車のスピードが上がり、自転車自身の運転制御も不能になっている現象も見受けられます。この件も2段階右折または、信号による区分けが必要と思われます。
三つ目は、玉川通りの下り三軒茶屋交差点です。世田谷通りへ進行する自転車は、第3車線の世田谷通り方向に進入してきます。車両も茶沢通りや世田谷通りへ進行しようと第3・4車線に右寄せしてきます。当然渋滞が発生し、尚且つ首都高3号線から一般道へ降りてくる車両がその渋滞箇所に突入して、混乱が発生し接触事故等の危険性が高まります。さらに自転車は、歩道と車道を自分本位に縦横無尽に使い分け、優先されるべき歩行者にとっても危険な場面が多く見受けられ、二段階右折の励行が求められます。ウーバーイーツなど社会問題化している自転車のルール厳守とマナーの是正が急務です。
東京地連道交法対策委員会では他の事例を含め、より良い改善の具体例を審議して警視庁交渉で改善を求めます。
【東京地連・道交法対策委員会】