2023.8.1号 No429 自転車との追突事故――免許取り消し処分に――

■2023.8.1号 No429
自転車との追突事故
免許取り消し処分に

2022年10月29日、午前4時28分頃、北区王子神谷町の大日本印刷株式会社付近である北本通りの上り車線を運転していたO自動車労組の組合員Bさんは、前方を走行していた自転車に誤って追突してしまいました。
Bさんはすぐ一一九番へ通報し、二次災害を防ぐ行動として救急隊及び、警察官の到着を待ちました。
その後、会社と組合道対部に報告。今後の対応として、被害者の方には重症となるケガを追わせてしまったことから日々猛省し、さらにタクシードライバーとしての勤務は約2年ですが60歳に近い年齢でもあることから、この事故で運転免許証の取り消し処分を受けることにならないよう、東京都公安委員会に嘆願書を提出していくことを確認しました。
O自動車労組の道対部は直後に開催された東京地連の機関会議で本人に代わり、嘆願書の取り組みのお願いの発言をし、なかまから600筆を超える嘆願書が集まりました。
道対部とBさんは、いつ呼出しがあってもいいように入念に打ち合わせをしていたなかで翌年の5月16日、東京地検から呼び出しを受けました。Bさんは当該書記長らとともに出向きましたが、同行者は入室拒否となり、所轄で調書を取った際も事後報告で的確な調書が取れてなかったことから、今回の取り調べには通常の倍である50分ほどかかり、検事も納得できていない様子でした。
6月9日、公安委員会から呼び出しがありました。この日は金曜日で前例をみても金曜日の呼び出しは免許取り消し事案が多くあったことから、当該委員長がBさんと同行し嘆願書を提出しましたが、Bさんにはこの事故前に違反点数2点があり、今回の15点が加算され17点となり、免許取り消し、欠格期間1年という残念な結果となってしまいました。
今回の案件を教訓に人身事故を起こさないよう道対部として再度、組合員へ安全運転を呼びかけ、最善な取り組みが大切だということを再確認しました。
【東京地連・道交法対策委員会】