2024.6.1号 No437 あの時、 相談しておけば――事故を起こしてしまったら迷わず組合に相談を――
■2024.6.1号 No437
あの時、 相談しておけば
事故を起こしてしまったら迷わず組合に相談を
みなさん、ご自分の免許証の点数はご存じですか。累積が何回なのか、何点加点されているのか、点数を把握することによって注意喚起がなされると思います。
4月某日、Q組合道交法対策部に昨年末、ドア開け事故で5点きたのだけど、どうすればいいかと相談がありました。
道対部は、今現在、組合員Tさんの点数は何点なのか、尋ねたところ「前歴1回で免許停止のあと、違反はしていません」と答えたそうです。道対部も「前歴1回で5点だと60日の免停なので意見聴取の場はないですね。4~5ヵ月経っているので免停がきたら、今度は累積2回になるので慎重に運転して下さい」と対応しました。
しかし、Tさんは警視庁からきた手紙を道対部や組合執行部に見せずに「事故の件を聞きたい」と警視庁に出向いたそうです。その結果、免許取消処分を受けてしまいました。 なぜ、このようなことになってしまったのでしょうか。
①Tさんは意見の聴取通知書を事故の事情聴取呼び出しと思い込んで組合に報告しなかった。②Tさんが前歴回数や点数をよく把握していなかった。③組合道対部も書類の確認を怠ったことが原因と考えられます。
まず、事故等を起こした1週間から10日経過後に近くの警察署に行き「運転経歴に関わる証明書」の「累積点数等の証明書」等に○を付けて自動車安全運転センター宛に交付手数料とともに払い込みをして確認するようお願いします。
今回の事案では、免許取り消し処分になってしまいましたが、事故を起こしてしまったら、すぐに組合道対部や法対部に相談して下さい。今回の事故も事故を起こした直後であれば、現場検証や加点入力停止申立書の提出等をして軽減ができたかもしれません。
私たちハイタク乗務員は免許証がなければ仕事になりません。みなさんの免許証を守るために、各組合の道対部や東京地連道交法対策委員会があります。
みなさん、ご自分の免許証の累積点数を1年に一度は確認して下さい。そして事故を起こしたら、必ず点数の確認をお願いします。
【東京地連・道交法対策委員会】