2021.8.1号 No399 オリパラ期間中――交通規制に十分注意を――

■2021.8.1号 No399
オリパラ期間中
交通規制に十分注意を

オリンピック開催にあたり、東京都内は大規模な交通規制が行われています。今号は、その内容を紹介するとともに、道交法違反へ注意を呼びかけします。また、情報の詳細は点呼や掲示版で確認することが重要です。
7月23日に開幕する東京オリンピックを前に、競技会場が集中する都内やその周辺では19日から大規模な交通規制が始まっています。大会関係の車両以外の通行を禁止する「専用レーン」の運用も始まり、警察庁などは一般のドライバーや事業者に対し大会期間中は車の利用を控えるよう呼びかけています。
警察庁によりますと、規制の対象となるのは大会関係者の輸送ルートで、都心へ向かう首都高速道路などでは交通の状況に応じて入り口の閉鎖や車線規制が行われ、会場周辺の一般道路でも競技の当日を中心に信号の時間調整や通行止めなどの措置がとられるということです。
さらに、会場周辺にある区間では大会関係の車両以外の通行を禁止する「専用レーン」と、大会関係の車両に進路を譲らなければならない「優先レーン」の運用が始まり、違反した場合は普通車で違反点数1点、反則金6000円が科されます。各レーンには「TOKYO2020」の文字が入った標識が設置されるほか、桜色で「専用レーン」には実線、「優先レーン」には点線がそれぞれ引かれ、一般の道路と区別されます。
東京オリンピック・パラリンピックでは都心の交通量をおさえながら大会関係者の移動をスムーズに行うことが課題で、警察庁などは一般のドライバーや事業者に対し大会期間中は車の利用を控えるよう呼びかけており、都心部の交通規制は、大会期間中の交通状況に応じて行われますが、通行止めとなる区間などもあります。
また、首都高速道路は都心の一部の入り口が終日閉鎖されています。閉鎖されるのは10号晴海線下りの晴海入り口で7月19日から8月9日までと8月24日から9月5日まで。4号新宿線の外苑入り口は、上りが9月16日まで下りが9月8日までとなっており、首都高速の利用には細心の注意が必要となっています。
【東京地連・道交対策委員会】