2024.10.1号 No440善行が人を助け組織拡大へ――事故目撃で映像提供により捜査協力
■2024.10.1号 No440
善行が人を助け組織拡大へ
事故目撃で映像提供により捜査協力
東個労の組合役員Iさんは、今年1月10日(水)、午前2時50分頃、営業を終えて帰庫途中に西新井橋南詰の交差点を赤信号で停止。その時、左側から個人タクシーが青信号で交差点に進入した際、Iさんの反対車線からスクーターが赤信号を無視して交差点へ進入し、目の前で事故が起きました。
前方の信号が青に変わったため、橋を渡ってから停車し、ドライブレコーダーを確認したところ、しっかり事故の様子が映っていました。
すぐにUターンして現場に戻ったところ、個タクは止まっていましたが、スクーターはおらず、個タクのVさんが警察へ電話している間に、エンジンのかからないスクーターを押して逃げたとのこと。しばらくして警察が到着し、Iさんは目撃情報を証言し、警察署でドライブレコーダーの映像を確認しました。
事故の様子と信号が映っていたので警察も納得し、Vさんに過失がないことが証明されました。
Vさんはスクーターのナンバーが映った写真を警察に提供。捜査の結果、相手のバイクは17歳で無免許の少年であることが判明しました。
Vさんは今回のIさんの行動にいたく感謝し、後日、Iさんを訪ねて改めてお礼を言いました。
Iさんは「情けは人の為ならず」自分が困った時に返ってきたらいいなとの思いでした行動がこのように感謝され、嬉しく思ったそうです。 個タク事業者のVさんは労働組合に入ることなど、一度も考えたことはありませんでしたが、今回の出来事がきっかけとなり、その後、東個労へ加入しました。
東個労では日頃から道交法対策に力を入れており、実戦的な取り組みとして今回のIさんの善行が組織拡大につながった良い事例となりました。
【東京個人タクシー労組】