2014.11.1号 No280 120日を90日に減免 少しでも今以上にすることが組合の務め
■2014.11.1号 No280
120日を90日に減免
少しでも今以上にすることが組合の務め
2014年9月30日鮫洲運転免許試験場にてH氏の聴聞会が行われました。
2014年6月14日20時頃、千代田区麹町5丁目7番地(紀尾井坂交差点)において、H氏の運転するタクシーが右折時に交差点内でU氏運転の前方車両に接触。直ぐに警察に連絡し、被害者の要望もあり救急車を手配しました(慶応病院の診断は、全治1日)。事故を起こしたH氏は、前歴2回、持ち点3点で今回の事故が人身事故であれば免許取り消しになりかねない状況です。
H氏は他労組に加盟していましたが、折り悪く事故直前に脱退しており、組合員からの紹介で、当組合に7月中旬に加入しました。入会を勧めた組合員経由で加入前から事故後の対応(お見舞い、加点入力停止、嘆願書)を伝えておきましたが、何も実施していませんでした。 本部吉永法対部顧問に今後の行動を相談したところ、現場検証の実施と嘆願書の作成に至急取り組むように指導を受け、8月13日に他支部の応援もいただきカメラ、スケール等を持参で現場検証を実施しました。 その結果、今回の事故は、交差点内でのU氏の不用意なブレーキが原因とも考えられるという結論に至りました(当たり屋の可能性大)。さらにU氏は、昨年の11月に品川区五反田で偶然にも当社車両と交差点内で、同じような事故により、保険金を受領していたのです。
今回の事故でも人身で全治1日ということは、実際は無傷に限りなく近いということです。そうはいっても、お見舞いは伺うのが筋との見解からU氏に度々連絡を入れました。しかし、お見舞いには応じてくれませんでした。
その後、警察からH氏に連絡があり、安全運転義務違反の2点だけとのことで120日の免許停止処分が下されました。本人は、そこで満足していましたが、「少しでも今以上にすることが組合の務めだ」という吉永法対部顧問の力強い言葉に奮起して、「120日→90日」を目標に嘆願書、現場検証の調書を再作成し、当日は、本人の直答の嘆願書も加えて聴聞会に臨み、強く減免を訴えたところ見事に90日の減免になりました。
【日本交通労組品川支部法対部】