2015.11.1号 No298 信号無視違反 毎年増加の傾向
■2015.11.1号 No298
信号無視違反
毎年増加の傾向
前回に続き、自交総連東京地連加盟組合の協力を得て、2014年度の違反907件について分析した結果の第2弾です。
今回は1位から3位の分析です。
1位の信号無視はスピード違反と並び、重大事故につながる違反です。免許証を守る観点からも、その取り締まりの傾向を分析してみました。最近6年間の統計を見ると、この「信号無視」は毎年増加の傾向にあります。
年度別の信号無視違反件数は、09年は863件中135件。10年は938件中162件。11年は850件中158件。12年は933件中190件。13年は違反884件中204件。14年は907件中214件―となっています。
取り締まり数で見ると、①8件の「千代田区皇居外苑1」で、祝田橋の交差点から二重橋前の交差点に至る場所です。②6件の「渋谷区幡ヶ谷1の4」で甲州街道下りの「幡ヶ谷駅前」信号の次の信号で、首都高の幡ヶ谷の出口信号でもあります。③5件は2つあり、「道玄坂1の1」で246号線上りの渋谷駅前の信号です。もう1つは「中野区東中野1の9」で、山手通り内回りの「宮下」信号です。ここは変則信号機となっており、直進の矢印信号が出ます。
特に注意すべき点は①信号の青点灯が短い信号機の交差点は無理をして渡らない。②大きな交差点で横断距離が長い場合は黄色で進入しない。③ダブル信号になっている交差点では、黄色で進入した場合、2つ目の信号機で必ず停止する。④直進矢印信号のある交差点では、直進車の発進につられて左折しない―を気をつけるようにして下さい。
2位3位は場所だけ列記します。
2位の通行禁止違反では、昨年度212件の違反があり、①「港区新橋1の13」が空車タクシー通行止めで15件。②「港区赤坂2の13」が5件。③「世田谷区代沢1の2」が4件あります。
3位の一時停止違反では、昨年度116件の違反があり、①「台東区上野7の1」が8件。②「中央区銀座1の3」が7件。③「大田区大森北1の8」が4件あります。
標識に注意して安全運転を心掛けましょう。
【東京地連道交法対策委員会】