2016.6.15号 No310 健康起因事故 手術で完治 免許取り消しを減免

■2016.6.15号 No310
健康起因事故
手術で完治 免許取り消しを減免

組合員Aさん(51才)は、2015年7月、人身事故により30日の免許停止処分を受けました。
ところが同年11月に追突事故を起こし(軽傷事故5点)、2016年1月に再び追突により軽傷事故を起こし8点を入力され、免許取り消し対象となったのです。第三者がドライブレコーダーを分析したところ、「健康に起因する事故ではないか」と、指摘されました。
Aさんはこの指摘を真摯に受け止め、事故以降仕事はせずに、国立医療センターで病気の原因追及、治療に専念することを決意しました。
こうした、追突事故で考えられるのは、睡眠時無呼吸症候群(SAS)です。「昼間の耐えがたい眠気」や「集中力の低下」などが現れるからです。
医療センターで脳検査やその他の検査、運転の適正検査も受診しました。それらの異常は認められませんでしたが、最後に受けた耳鼻咽喉科で重度の慢性副鼻腔炎とポリープが発見されたのです。
Aさんは入院・手術を決意。ポリープの切除を含め、手術は成功しました。
Aさんは現在すこぶる健康で、医師からは、「慢性副鼻腔炎、ポリープは完治した。タクシードライバーの仕事に支障はない」との診断書ももらいました。
5月13日、警視庁において「聴聞会」が行われ、東個労から青木委員長、平岩法対部長、所属協組の理事が応援に駆けつけました。
平岩法対部長は補佐人として「病気は完治している。今一度A君にチャンスを与えてほしい」旨の発言をし、聴聞官に訴えました。また、本人の「嘆願書」、245筆の仲間の「嘆願書」、医師の「診断書」を提出しました。
その結果、取り消しがワンランク下がり180日の免停(講習を受けて100日)となり、個人タクシーも続けることができるようになりました。
健康起因事故は増えています。今回は、大事故に至らなかったことも幸いしています。昼間の耐えがたい眠気、いびき、無呼吸、集中力の低下、のどの渇き、こむら返り等が頻繁に出る場合は一度耳鼻咽喉科へ相談することをお勧めします。
【東個労・法対部】